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「向いてる仕事がわからない」ときに見る順番

好きなことから探すと、たいてい止まります。向き不向きは、好きかどうかより「何なら消耗しないか」から見たほうが早く決まります。

向いてる仕事診断

「向いてる仕事がわからない」という状態には、二つの種類があります。

選択肢が多すぎて決められない場合と、そもそも候補が一つも浮かばない場合です。行き止まりは同じに見えますが、原因が違います。

どちらの場合も、探す順番を変えると動き出します。

好きなことから探すと止まる理由

いちばん多い出発点が「好きなことを仕事に」です。これが止まりやすいのには理由があります。

好きなことは、やっている最中の感情です。一方で仕事は、うまくいかない時間のほうが長い活動です。好きという感情は、うまくいかない時間を支えるには弱いのです。

さらに、好きなことが見つからない人も普通にいます。その場合、この入口に立った時点で先に進めません。

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順番を変える

探す順番を、こう入れ替えると進みます。

一つめ、消耗しないことを探す。 好きかどうかではなく、やっても消耗が少ないことは何か。人と話す、黙って積み上げる、抜けを見つける、形を整える。他の人が疲れると言う作業なのに自分はそうでもない、というものが必ずあります。

これは能力ではなく体質の話なので、自分では気づきにくい代わりに、周りから言われたことのほうが正確です。

二つめ、切り替えの速さを見る。 一つのことを長く続けるほうが楽か、いくつか並行しているほうが楽か。ここを間違えると、内容が合っていても続きません。

三つめ、決めていたいか、決められたいか。 自分で判断したい人が判断の要らない仕事に入ると窒息します。逆に、決めなくていい環境で力を出す人もいます。これは優劣ではありません。

この三つが決まると、職種を挙げる前に働き方の輪郭が決まります。

職種から考えない

適職診断で職種名が出てきても、あまり決め手になりません。

同じ職種名でも、会社が違えば中身がまるで違うからです。営業でも、新規開拓と既存対応では必要な体質が正反対です。エンジニアでも、一人で設計する現場と大人数で調整する現場では別の仕事です。

だから、職種名ではなく作業の中身で見るほうが精度が上がります。求人票を読むときも、肩書きではなく一日の業務内容の欄を先に見たほうが実用的です。

それでも決まらないとき

三つ全部を今すぐ決める必要はありません。

実際には、やってみないとわからない部分が残ります。ただ、消耗しないことだけは先に一つ特定しておくと、どの選択肢を引いても大外れにはなりません。

そして、向いていないことがはっきりするのも前進です。合わない環境に一年いた経験は、消耗する条件を一つ確定させます。これは机の上では手に入らない情報です。

まとめ

好きなことからではなく、消耗しないことから。職種名ではなく、作業の中身から。

自分がどういう働き方で消耗しにくいのかは、考えるより、これまで疲れた場面を並べたほうが早く見えてきます。

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