エニアグラム9タイプの特徴を一覧で整理する
タイプ1からタイプ9まで、それぞれが何を恐れ、何を求めているのか。3つの中心とウイングの考え方まで、最短で全体像がつかめるように並べました。

エニアグラムは、人を9つの型に分ける枠組みです。MBTIと違うのは、行動の仕方ではなく動機を見る点にあります。
何をするかではなく、何を恐れて何を求めているか。同じ行動をしていても、その裏にある理由が違えばタイプは変わります。
なお、日本語のタイプ名は流派によって呼び方が変わります。ここでは広く使われている呼び方を使います。
9つのタイプ
タイプ1 改革する人
正しくあろうとする型です。恐れているのは、欠陥があること。求めているのは、正しさです。
基準が自分の内側にあるので、外から見ると厳しく映ります。いちばん厳しく採点されているのは、たいてい本人です。
タイプ2 助ける人
必要とされようとする型です。恐れているのは、愛されないこと。求めているのは、ただ好かれることではなく、誰かにとって必要な存在であることです。
自分の欲しいものを後回しにしやすく、与えた分が返らないときに一気に苦しくなります。
タイプ3 達成する人
成果を出そうとする型です。恐れているのは、価値がないと見なされること。求めているのは、認められることです。
成果と自分を切り離しにくいので、休むこと自体が難しくなります。
タイプ4 個性的な人
自分らしさを求める型です。恐れているのは、ありふれていること。求めているのは、他の誰でもない自分であることです。
感情の振れ幅が大きく、足りないものに目が向きやすい傾向があります。
タイプ5 調べる人
わかろうとする型です。恐れているのは、無力であること。求めているのは、理解です。
エネルギーを消耗しないよう距離を取るので、冷たく見られることがあります。
タイプ6 忠実な人
安全を確保しようとする型です。恐れているのは、支えを失うこと。求めているのは、安心です。
先に危険を見つけるので、心配性に見えます。実際には準備が誰よりも早い型です。
タイプ7 熱中する人
楽しさを追う型です。恐れているのは、満たされないこと。求めているのは、自由です。
選択肢を開いたままにしたがるので、ひとつに絞る場面でつまずきます。
タイプ8 挑戦する人
強くあろうとする型です。恐れているのは、支配されること。求めているのは、自分で決められることです。
まっすぐ言うので誤解されますが、守る対象がはっきりしている型でもあります。
タイプ9 平和をもたらす人
調和を保とうとする型です。恐れているのは、分断されること。求めているのは、穏やかさです。
対立を避けるために自分の意見を後ろに置き、気づくと自分が何をしたいかわからなくなります。
3つの中心
9つは、さらに3つのグループに分かれます。どこで最初に反応するかの違いです。
本能の中心(8・9・1)。 体が先に動きます。怒りが根にあるグループです。
感情の中心(2・3・4)。 人からどう見えるかが先に来ます。恥が根にあるグループです。
思考の中心(5・6・7)。 頭で先に処理します。不安が根にあるグループです。
自分のタイプがわからないときは、まずこの3つのどこに入るかを考えると絞りやすくなります。
ウイングという考え方
エニアグラムでは、隣り合う番号の影響を受けるとされます。これをウイングと呼びます。
タイプ4なら、隣は3と5です。3寄りの4は外向きで成果を意識し、5寄りの4は内向きで一人の時間を求めます。同じタイプでも印象がかなり変わります。
表記は「4w3」「4w5」のように書きます。
MBTIとの違い
よく並べて語られますが、見ている場所が違います。
MBTIはどう受け取り、どう決めるかという処理の仕方を見ます。エニアグラムは何を恐れ、何を求めるかという動機を見ます。
だから両方に当てはまることが普通です。矛盾しているわけではありません。
使うときの注意
タイプは固定された評価ではありません。同じタイプの中でも、余裕があるときと追い詰められたときで出方が大きく変わります。
そして、当たっていると感じた説明より、読んでいて少し痛いと感じた説明のほうが自分のタイプであることが多いと言われます。恐れの話をしている枠組みだからです。
自分がどの動機で動いているのかは、行動の記録より、避けているものを見たほうが早く見つかります。
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